卯の花の語源は諸説あります。幹が空洞なので「空木(うつぎ)」、そこから「うつぎの花」、略して「卯の花」、卯月に咲くことから、また、この木で作った杖で地面を叩き邪気を祓った「打つ木」に由来するなど。
真っ白い小花が房のように集まって咲く清々しい姿は、雪や雲、月光、波などにたとえられ、古くから愛されてきました。お菓子としては、一輪の花を写すより、集合体としてざっくりとイメージを捉え、きんとん製で表現したものが一般的ですね。