· 2017/12/09
「初霜(はつしも)」煉切製:千草庵 黄色と紅色にぼかし染めた煉切を葉形にかたどり、木型で葉脈をつけ、餡を巻き包み、氷餅を散らしています。 赤や黄色に色づいた葉っぱに降りた初霜を写したお菓子です。

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」村雨・餅製:両口屋是清 黒砂糖風味の餅で小豆つぶ餡を包みまるめ、あん村雨を全体にまぶし、最後に氷餅を散らしたお菓子です。 霜で真っ白になった枯れ野原が、朝陽を浴びて白く輝いている光景が目に浮かびます。枯れて荒れ果てた野原も、霜が降りると、まるで砂糖菓子のように、美味しそうに見えますね。

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」煉切製:ささま 周りは小豆の練切で、中の餡も小豆の漉し餡です。氷餅粉で霜を表現し、 粗朶(そだ)の上に薄っすらと霜が降りた様を表しています。 粗朶とは、切り取った木の枝のことで、薪(まき)に用います。 私が子供の頃は、ご飯を炊くのも、お風呂を沸かすのも薪をくべて行っていたので、粗朶はいたるところで目にしたものです。

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」きんとん製:田園調布あけぼの 餡をしんにして、まず緑色に染めた餡のそぼろを植え付け、さらにきめの細かい枯色のそぼろを散らし、最後に霜に見立てた氷餅粉を散らしたお菓子です。 霜の季節をきんとんで表現する場合に、全体として小豆のきんとんを使って枯れた色合いにするものが多い中、緑色主体の表現は新鮮です。

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」きんとん製:つ久し 冴え冴えと磨き上げられた朝 遅い朝日が昇ってくる頃 枯草色だった草原一面が真っ白に照り輝いている 普段は目にとめることもない野草のどれもが 白くきらめく外套でめかし込んでいる 今年見る初めての霜だ 厳しい冬の訪れを知らせてくれる天からの便り いよいよ本格的な冬を覚悟し身が引き締まる

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」きんとん製:蜂の家 小豆つぶ餡のまわりに、小豆そぼろを植え付け、氷餅を散らしたお菓子です。 自然界にある水は、気体の状態の水蒸気、液体の状態の水、固体の状態の氷の三種類の状態で存在しています。 そして、それぞれの状態は、環境の変化によって、水蒸気→水→氷→水→水蒸気のように、変化します。...

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」煉切製:村上 藍色と灰白色にぼかし染めた煉切で餡を包む。黄色い蘂(しべ)の周りに丸い小さな型押しで作った花びらを刻み、上から霜に見立てた氷餅粉を散らしたお菓子です。 日々冷え込みが厳しさを増してゆく季節、風のない、よく晴れた寒い朝限定で見ることのできる特別な花があります。...

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」桃山製:高林堂 棒状に作った桃山生地を焼き、栗餡を芯にしてそのまわりに貼り付け、まきの束に見立てます。さらに、煉切製の紅葉を添え、上に氷餅を散らし霜を表現したお菓子です。 冬支度でそろそろ必要になった薪(たきぎ)に、うっすらと霜が降りたさまを写した逸品です。...

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」小倉製:金米堂本店 求肥の角切りを芯にして、そのまわりを小倉餡で包み、煉切製の紅葉を配し、霜に見立てた淡雪をかけたお菓子です。 真っ白な霜をまとった色とりどりの落ち葉が、冷然と輝いている様が美しく描写されていますね。...

 · 2017/12/09
「初霜(はつしも)」きんとん製:一炉庵 橙色と黄色に染め分けたそぼろと小豆そぼろを小豆つぶ餡のまわりに植え付け、氷餅を散らし初霜を表現したお菓子です。 その冬、最初に降りるのが初霜で、北海道では10月上旬、関東では11月中旬、最も遅い四国では12月下旬が目安とされています。 今年は、関東での初霜一番乗りは、宇都宮で、10月31日でした。...

さらに表示する