紅葉

紅葉 · 2018/08/30
「下染(したぞめ)」錦玉製:とらや クチナシ色素で橙色~深緑色に染めた錦玉液を楓形の瀬戸型に入れ固めたお菓子です。中は白小豆こし餡。 文政12年(1829)に初めて創作されたという歴史ある一品です。 「下染」とは染色用語で、...

紅葉 · 2017/11/27
「暮の秋(くれのあき)」そぼろ・錦玉製:森八 黄色と橙色に染め分けたそぼろを、黒糖入り錦玉を芯にしてそのまわりに山形に盛り付けます。さらに、カエデの型を押し、その部分にうっすらと肉桂粉を散らしたお菓子です。 「暮の秋」とは、”秋が終わろうとする頃”、”秋の末”を意味する言葉で、秋の季語になっています。...

紅葉 · 2017/11/27
「晩秋(ばんしゅう)」煉切製:梅園 鮮やかな朱色に染めた煉切で餡を包み、巾着仕立てでまるめ、上部に焼き目をつけます。橙色と黄色にぼかし染めた煉切で楓をかたどり、側面に添え、晩秋に燃え盛る紅葉山を表現したお菓子です。

紅葉 · 2017/11/27
「夕紅葉(ゆうもみじ)」煉切製:一炉庵 本紅(ほんべに)を用い、赤く染めた煉切で小豆こし餡を包み、楓葉を描いた木型で押し抜いたお菓子です。 夕紅葉とは、 夕日に映える紅葉のことで、俳句の世界では晩秋の季語になっています。 駆け足で夕闇が迫って来る慌ただしい晩秋の夕暮れ時、舞い散るもみじの一瞬の輝きを見事に写した逸品ですね。

紅葉 · 2017/11/27
「照る葉(てるは)」煉切製:一炉庵 橙色と黄色にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、一枚の紅葉を手技で写したお菓子です。 丁寧にヘラを当てて刻まれた葉の輪郭は、彫刻のように端正で美しいですね。 横から見ると、とても厚みがあって、葉っぱというより、果実のようにも見えるのがおもしろいです。

紅葉 · 2017/11/27
自然の中で、秋ほどいろいろな色を楽しめる季節はないですよね。 その中でも圧巻は、幾重にも重なる楓の紅葉でしょう。

紅葉 · 2017/11/27
「秋襲(あきがさね)」 錦玉・羊羹製:鶴屋吉信 透き通る錦玉羹の中にこなし製の鮮やかな紅葉を散らし、小倉羊羹の上に配した棹物菓子です。 平安時代に宮中で生まれた襲の色目(かさねのいろめ)と呼ばれる色の合わせ方があります。 色とりどりの紅葉が雅に重なり合う様を、この襲に見立てた素敵な菓銘ですね。...

紅葉 · 2017/11/27
「紅葉山(もみじやま)」煉切製:秋色庵大坂家 紅・黄・緑色にぼかし染めた煉切で黄身餡を包み、山の形で表面に楓の葉を彫り込んだ木型で押したお菓子です。 秋ほど、自然の中でいろいろな色を楽しめる季節はないのではないでしょうか? 秋特有の澄んだ大気の向こうに見える、山肌の美しい色彩のコントラストを鮮やかに写した逸品ですね。...

紅葉 · 2017/11/27
「山錦(やまにしき)」外郎製:俵屋吉富 白こし餡入りの外郎餅のまわりに、色とりどりの羊羹製の楓の葉を敷き詰めるように付けたお菓子です。 餅や求肥を餡で包んでまるめ、そのまわりに蜜漬けにした豆を隙間なくつける鹿の子餅というお菓子がありますが、その豆の代わりに羊羹製の紅葉を付けたような面白い発想の逸品ですね。...

紅葉 · 2017/11/27
「錦水(きんすい)」煉切製:秋色庵大坂家 緑色に染めた煉切を小豆煉切とぼかし合わせ、黄身餡を包み、水流にもまれる紅葉を木型にて写したお菓子です。 渦巻く渓流に、赤く染まった楓葉がひとひら舞い降り、濡れ輝きながら流れていく様子が目に浮かびます。...

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