春風

春風 · 2018/02/15
「春一番(はるいちばん)」 煉切製:柏屋 黄色に染めた煉切を長方形にのし、表面に千筋を付け、二つ折りにして栗餡を巻き包みます。さらに、桃色羊羹の細切りをのせ、桃色と白、水色の新引粉を散らしたお菓子です。 春一番とは、立春から春分の間に南から吹く強い風のことで、俳句の世界では春の季語になっています。...

春風 · 2015/03/25
「春風(はるかぜ)」煉切製:村上 黄色と水色にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、池と灯籠(とうろう)を写した木型で押し抜き、羊羹製の桜の花びらを添えたお菓子です。 この特徴的な灯籠は、日本三名園のひとつである、金沢の兼六園の徽軫灯籠(ことじとうろう)です。兼六園を代表する景観で、霞ヶ池の北岸に配されています。...

春風 · 2014/05/23
「そよかぜ」煉切製:菊家 ブルーと白にぼかし染めた煉切を複雑に折り畳むようにして餡を包み、若草色と薄紅色に染めたそぼろを飾り付け、さらに細長い短冊状に切った透明な錦玉を添えています。 爽やかなブルーの生地は青空を、そぼろは春風に揺れる季節の草花、錦玉はそよかぜの流れを表しているようです。

春風 · 2014/05/13
「そよ風(そよかぜ)」羊羹製:豊島屋 小豆色と深緑色の羊羹を二段に重ね、その上に水色と白にぼかし染めた煉切を糸状に加工したものをのせています。 このように、餡や煉切などを細い麺状(糸状)に加工する器具を「小田巻(おだまき)」といいます。 そよ風とは、そよそよと吹く風。静かに吹く風のこと。微風ともいいます。...

春風 · 2014/03/30
「春風(はるかぜ)」きんとん製:彩雲堂 餡のまわりに、水色に染めたそぼろを植え付け、さらに、よりきめの細かい薄紅色のそぼろを添えています。春風に乗って桜が舞い散るイメージですね。 「春風」は「はるかぜ」とも「しゅんぷう」ともいい、春の日に吹く穏やかな風のことです。 春風は「春の風」の一種です。...