鉄線は、蔓が針金(鉄線)のように強いことから付いた名前です。美しい花姿は着物の柄として、また、生け花の花材としても人気です。ガーデニングの本場イギリスでは薔薇とともによく親しまれ、「蔓性植物の女王」と呼ばれています。お菓子としては、外郎生地を花びら状に折り込み、六枚の萼(がく)をかたどった意匠をよく見かけます。