· 2017/09/03
「朝つゆ(あさつゆ)」煉切製 緑色と白にぼかし染めた煉切で葉をかたどり二つ折りにして、小倉鹿の子を包みます。その上に寒天製の露をのせ、氷餅を散らしたお菓子です。 今にも零れ落ちそうな水滴、葉っぱの輝くような発色、リアルな葉脈、氷餅による煌めきなど隅々にまで神経の行き届いた力作ですね。

 · 2017/09/03
「夜露(よつゆ)」煉切製:彩花苑 白と薄紅色にぼかし染めた煉切で小豆漉し餡を包み、茶巾絞り仕立てで丸め、中央部をへこませます。その部分に緑色に染めたそぼろをのせ、露に見立てた白い煉切の小さな玉を添えています。...

 · 2017/09/03
「あさつゆ」きんとん製:新杵 緑色に染めたそぼろを小豆こし餡のまわりに植えつけ、紅色に染めた目の細かいそぼろを添えます。最後に小さなサイコロ状の錦玉を散らし、ある秋の早朝、草花に結んだ露を写しています。 露は古くから「はかないもの」の象徴とされてきました。...

 · 2017/09/03
草木の葉や花びらに結んだ露の玉は宝石のように美しい。 朝陽を浴びてキラキラ輝いたり、葉先をつたってポトリと落ちる瞬間は、まさに自然の生気を感じます。 露は年中生じるものですが、風のない晴れた秋の夜に見られることが多いため、秋の季語になっています。...

 · 2017/09/03
「白露(はくろ)」浮島製:清閑院 しっとりと蒸し上げた二色の浮島で、鹿の子豆入りの宇治抹茶羊羹を挟み、味わい豊かな三層に仕立てたお菓子です。 白い生地は冷え込み始めた秋の空気感を、抹茶羊羹は草木を、鹿の子豆は草木に結ぶ露、小豆色の生地は土を表しているように見えます。...

 · 2017/09/03
「白露(はくろ)」きんとん製:甘春堂 小豆つぶ餡を芯にして、そのまわりに緑色と白のまじりきんとんを植え付け、さいの目状の錦玉を散らしたお菓子です。 緑色のそぼろは草木を、白いそぼろは冷え込み始めた秋の空気感、錦玉は草木に結ぶ露を表しているように見えます。...