山茶花

山茶花 · 2017/12/01
「山茶花(さざんか)」ういろう製:豊島屋 シンプルではありますが、紅白のぼかし加減、逆おむすび形の輪郭、しべの質感など、よく考え抜かれた絶妙なバランスで成り立っているお菓子です。

山茶花 · 2017/12/01
「山茶花(さざんか)」煉切製:塩野 花が少ない冬の季節に華やかに咲く山茶花を木型でかたどったお菓子です。中は小豆こし餡。 冬のやわらかい日射しを受けて咲き、はらりはらりと散っていく山茶花は、椿とは趣を変えて、いかにも可憐でやさしい花ですね。

山茶花 · 2017/12/01
「山茶花(さざんか)」煉切製:菊延舎 紅色に染めた煉切で餡を包み、手技で五弁花の山茶花をかたどり、中央に黄色いそぼろのしべを添えています。 家紋のように単純化された意匠が垢抜けていますね。

山茶花 · 2017/12/01
「山茶花」煉切製:蜂の家 花びらが横に平らに開くのが山茶花の特徴で、平面的な意匠がそれをよく表しています。 山茶花の雄しべは椿(つばき)のように筒状にはならないといわれていますが、蜂の家さんのは綺麗な筒状の煉切で表現されています。

山茶花 · 2017/12/01
「山茶花」外郎製:鶴屋八幡 光琳菊のように大胆に省略され、簡素化された意匠が目を引きます。 表面に散りばめられた氷餅粉は、寒い朝、霜に覆われた花びらが光に反射して、キラキラ輝いているイメージですね。

山茶花 · 2017/12/01
「姫椿(ひめつばき)」外郎製:鶴屋吉信 姫椿は山茶花の別名です。 まだ開ききっていない山茶花の風情をお菓子で表現しています。5枚の花びらが重なり合い、まだつぼみの名残をとどめたふくよかな姿が特徴です。

山茶花 · 2017/12/01
「新山茶花(しんさざんか)」外良製:とらや 外良とは外郎のこと。とらやではこの表記が使われます。 紅白に染め分けた外郎で黄色の餡を包み、愛らしい山茶花を表現したお菓子です。外良生地の光沢感、透明感が山茶花の清楚なイメージをうまく表出しています。 弘化2年(1845)に初出という歴史あるお菓子ですが、古さを感じさせない、爽やかな作品ですね。

山茶花 · 2017/12/01
「山茶花(さざんか)」羽二重餅製:末富 いかにも京都らしい優雅で柔らかい佇まいですね。 山茶花の花言葉は「困難に打ち勝つ」という勇ましいものですが、このお菓子からはそのような厳しさは感じられません。

山茶花 · 2017/12/01
「さざんか」煉切製:三日月堂花仙 山茶花の花のつぼみがふくらんでいる様子を、薄い桃色の煉切で表現したお菓子です。 花弁の先が波打つさまを繊細に写し、花しんは黄色のそぼろ餡を豪快に盛り付けて表しています。

山茶花 · 2017/12/01
「山茶花(さざんか)」煉切製:みのや本店 薄紅色と白にぼかし染めた煉切で餡を包んで丸めます。へらで花びらを作り、正面手前をくぼませて黄色のそぼろを入れ花芯に見立てます。さらに、羊羹製の艶やかな葉を添えて山茶花を表現したお菓子です。

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