紫陽花は小花のようにみえる萼(がく)が球状に集まって咲く6月の代表花です。雨に濡れた花姿の美しさは格別です。お菓子としての典型例は、白い餡玉の周りにさいの目にした錦玉羹をつけ丸くしたものです。異名も多く、「四葩(よひら)」「七変化」「手毬花」「八仙花」など魅力的な菓銘となります。