小豆こし餡には「こし餡」と「皮むき餡」の2種類があります。
こし餡は、水洗いした小豆をそのまま煮て、それを製餡機で漉して作ります。一般的に使われている小豆こし餡のほとんどがこのこし餡です。
一方、皮むき餡はその名の通り、豆の皮をひと粒ひと粒むいてから煮て作るあんこです。皮の色が入らないためにこし餡よりも色が淡く、皮に含まれる雑味が取り除かれるため、まろやかな口解けの良いあっさりとした風味に仕上がります。
製造には非常に手間がかかりますが、純粋な小豆の味が存分に引き出された、とても贅沢なあんこです。