粽(ちまき)とともに端午の節句に欠かせないのが柏餅(かしわもち)です。粽が中国伝来なのに対し、柏餅は日本独特なものです。 柏餅を包む柏は昔から神聖な木とされています。 この柏の木は新芽が出ないと古い葉が落ちないことから、「子供が生まれるまでは親は死なない」という例えにされ、そこから「跡継ぎが途絶えない」「子孫繁栄」に結びつき、端午の節句の縁起の良い食べ物になりました。