夏の花

夏の花 · 2018/08/22
「待宵草(まつよいぐさ)」外郎製:両口屋是清 白と黄色にぼかし染めた外郎生地をうすくのし、何層も折りたたむようにして小豆こし餡を包んでいます。 晩夏の夕暮れ時に黄色い花を咲かせ、翌朝、しぼむ頃には橙色に変化する「待宵草」を写したお菓子です。...

夏の花 · 2018/07/12
当図鑑では花を写した上生菓子を多数収録していますが、花の種類にして100種類以上あります。 五十音順に挙げてみると...

夏の花 · 2017/08/31
「待宵草(まつよいぐさ)」葛製:鶴屋八幡 黄色に染めた葛で黄身餡を包み、待宵草を写しています。 葛の食感がちょうどゆで卵の白身の感触で、中の黄身餡と相まって、一瞬高級地鶏のゆで卵を食べているような感覚になりました。

夏の花 · 2017/08/31
「待宵草(まつよいぐさ)」外郎製:豊島屋 黄色に染めた外郎生地で白こし餡を包み、手技で四弁花をかたどり、黄色いそぼろのシベを添えたお菓子です。 待宵草は、南アメリカ、チリの原産で江戸時代の末に日本に渡来し、当時は観賞用として庭に植えられていましたが、その後各地に拡散し、野生化しました。...

夏の花 · 2017/08/31
「夕顔(ゆうがお)」雪平製:文銭堂本舗 白こし餡入りの雪平饅頭を、黄色に染めた葛羊羹で包み、黒胡麻の蕊(しべ)を添え、夕顔を写しています。葛羊羹とは、白餡と本葛、寒天、砂糖で作った羊羹のことです。 早朝に咲いて、昼前までにしぼんでしまうのがアサガオ 。 朝花開き昼の間中咲き、夕方にしぼむのがヒルガオ 。...

夏の花 · 2017/08/31
「夏菊(なつぎく)」煉切製:寿々木 赤や緑色に染めた羊羹を角切りにし、真っ白な薯蕷煉切と合わせ、小豆こし餡を包んで茶巾絞り仕立てにして、中央のくぼみに黄色いそぼろを添えたお菓子です。 「菊」といえば秋の代表的な花で、秋の季語にもなっていますが、多くの品種があり、春咲き・夏菊・秋菊・寒菊など開花期によっても分けられます。...

夏の花 · 2017/08/31
「さぎ草(さぎそう)」煉切製:一炉庵 抹茶入りの煉切で小豆こし餡を包み、花の部分は白い煉切を付けて、さぎ草を写した木型で押し抜いたお菓子です。 さぎ草は、日当たりのよい平地や山麓の湿地に自生する日本を代表する野生のランです。...

夏の花 · 2017/08/31
「沙羅の花(しゃらのはな)」焼皮製:鶴屋吉信 白い焼皮で粒餡を包み、5枚の花弁状に折りたたみ、中央には、雌しべに見立てた黄緑色の煉切の角(つの)と、雄しべに見立てた朱黄色のそぼろを添えています。 沙羅の花とは、ツバキ科の植物で、夏に椿とよく似た花を咲かせるため、「夏椿(なつつばき)」とも呼ばれています。...

夏の花 · 2017/08/31
「夏つばき(なつつばき)」道明寺製:いいだばし萬年堂 白小豆つぶし餡を、きめの細かな道明寺生地で包みまるめ、全体に氷餅をまぶします。さらに、へらで花びらの形を作り、中央部を少しくぼませて、そこに黄色く染めたそぼろの花芯を添え、雨に濡れながらも凛と咲く夏椿(なつつばき)を写しています。...

夏の花 · 2017/08/31
「夏つばき(なつつばき)」きんとん製:栗山 緑色に染めたそぼろを、餡のまわりに植え付け、白い煉切で作った花と蕾を添えています。さらに賽の目状の錦玉を散らし、雨に濡れながらも凛と咲く夏椿を写しています。 夏椿は日本原産の木で、花の形が椿によく似ていて、夏に開花することからこう呼ばれています。 花期は6月〜7月初旬で、梅雨時と重なりますが、...

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