「柿(かき)」煉切製:みのや本店
緑と黄色にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包みまるめ、煉切製のへたをのせ、色づき始めた柿を写したお菓子です。
みのや本店さんは、季節の移り変わりに合わせ、柿の色合いも微妙に変化させて丁寧に描いています。
上:青柿(7月下旬)
中:青から黄色へと色づきつつある柿(8月下旬)
下:さらに橙色に色づいた柿(9月下旬)
柿の色も、夏色から秋色へ着々と衣替えが進んでいますね。実の色に合わせ、へたの色まで見事にコーディネイトされているのも見どころです。
形はほとんど同じでも、色の違いだけで季節を描き分けられるのは、和菓子ならではの醍醐味。