まだまだ蒸し暑い日が続いていますが、今日は美味しい錦玉羹が食べたくなって「みのや本店」さんに行ってきました。
創業明治43年(1910年)という100年以上の歴史を誇る横浜の名店です。
錦玉が目当てだったのですが、あまりにも美味しそうなどら焼きに目がくらんでしまい、まずこちらを購入。
「どら焼き」:みのや本店
ふわふわしっとりの生地に、小豆つぶ餡と絹のようにしなやかな求肥が絶妙な割合で包まれていて、最近食べたどら焼きの中で一番印象に残る一品でしたね。
どら焼きが求肥を食べているようなユーモラスな姿も秀逸です。
羊羹に定評のあるお店で、看板商品は、全日本羊羹大品評会で最高位を受賞した「みのや本煉羊羹」です。
他にも「蒸し羊羹」「栗蒸し羊羹」「梅羊羹」「柚子羊羹」「豆羊羹」など豊富なラインナップ。
その中に混じって、ひときわ輝いていたのが、お目当ての錦玉羹です。
「湘南ゴールド羹(しょうなんごーるどかん)」錦玉製:みのや本店
湘南ゴールドのマーマレードをふんだんに使った錦玉羹です。
神奈川県内の菓子店では、和洋を問わず地元の特産品「湘南ゴールド」を使ったお菓子を創作するのが流行りのようですね。
原材料名をみて驚いたのですが、隠し味に、べにふうき茶とやぶきた茶、生乳が使われていて、食べた感覚ではまったく気づきませんでした。
柑橘のさわやかな香りと酸味、錦玉の冷たい感触が、暑さに疲れた身体に沁みわたりました。