8月も終わりになって、連日、猛暑日が続いています。
本来なら、秋らしいお菓子をお届けしなければならない時期ですが、まだまだ水辺が離れられません。
「水の影(みずのかげ)」焼皮製:鶴屋吉信
白い焼皮を奉書包みのようにして小豆こし餡を包み、その上に水色に染めた生地で渦を巻く水の模様を描き、こなし製の青楓を添えたお菓子です。
夏の陽射しをうけ、碧く輝く水面に舞い降りたひとひらの楓葉。
螺旋形に巡る水の流れに映る青楓の影。
夏ならではの一場面を心に焼き付けながら、じっくりていねいに味わいました。