それにしても毎日暑いですね~。
昨日は埼玉県熊谷で、日本歴代最高となる41.1度の気温を記録し、この異常な暑さは災害レベルと、気象庁が注意を呼び掛けています。
この猛暑をひとときでも忘れられるように、今日は涼味あふれるお菓子を二趣お届けします。
「水あそび・朝顔と金魚(みずあそび・あさがおときんぎょ)」錦玉製:秀山庵
透明なプラスチック容器の底に大納言の蜜漬けを入れ、その上に煉切製の朝顔や金魚を配し、錦玉を流し固めたお菓子です。
「水あそび」とは、海や川、湖などの水に入って遊ぶことを指し、子供などが、水を使って遊ぶことをも意味します。
俳句の世界では夏の季語になっていますが、江戸時代の歳時記の考証によると、大人が水の掛け合い試合をしたことから季語として取り入れられたそうです。
透き通った錦玉の中を、涼やかに泳ぐ金魚。
金魚自身が水あそびしているとも言えますし、あるいは水あそびの一種である金魚すくいをも連想しますね。
大納言のふっくらした甘みと、錦玉のひんやりした感触がよくマッチした逸品です。
容器に水を入れ、その中で朝顔の花をよく揉みほぐすと花の色が流れ出てきて、水がきれいな色に染まります。
その色水で絵を描いたり、和紙を染めたりしてよく遊んだものです。また、クエン酸や重曹を混ぜて、きれいなピンクやブルーなどの色に変え、ジュース屋さんごっこをしたこともあります。
この朝顔の色水の遊びも、いわば、水あそびの一種ですよね。
子供のころのなつかしい光景が浮かぶノスタルジックな逸品です。