6月の鮎の解禁に先駆けて、この時季から全国の和菓子屋さんで売り出されるのが、この鮎のお菓子です。
いろいろなお店のものを食べ比べるために、見かけたら必ず買うようにしているお菓子です。今まで25種類以上コレクションしてきました。
今回は、大阪「はいからほり商店街」にある「梅乃餅」さんの一品です。
「涼情菓 あゆ」という銘が良いですね。
さらに、「四季のある国に生まれて・・・」という副題までついています。
「涼情菓 あゆ」:梅乃餅
通常、この手のお菓子は、砂糖、卵、小麦粉を同分量に混ぜた三同割りの生地を使いますが、梅乃餅さんのは卵が入っていません。小麦粉、砂糖、蜂蜜を主体にした生地なのが特徴です。
焼きごてを使って描かれる顔やヒレの表情がお店によってそれぞれ異なるのが楽しいですね。
梅乃餅さんの鮎は、ぽっちゃり体型で、あどけない顔に、控えめなヒレの描写が特徴です。
中は求肥のみで、餡は入っていません。シンプルですが、何度食べても飽きのこない大好きなお菓子です。