今日のお菓子は、粋な "わっぱ" 入り。紅白柄の紐でキリリと梱包されています。
包み紙には「さくらさくら」の銘が!
さくら さくら
やよいの空は
見わたす限り〜
と、思わず歌いたくなるような素敵な菓子折りです。
包みを解いて開ける過程も楽しめます。
スギやヒノキなどの薄板を曲げて作られる「曲げわっぱ」という円筒形の木製の箱が良いですね!
蓋を取ると、ほのかな桜の香りとともに、巨大な一輪の桜が登場。
「さくらさくら」求肥製:豊島屋
塩漬けの桜葉を紅餡に練り込み、羽二重求肥で包み、桜の花びらの形にしつらえたお菓子です。
清々しい木の香りと、滑らかな木肌の温もりが感じられる容器が、お菓子とひとつに溶け合い、見事な世界を創り上げていますね。
ひとつひとつお皿に盛り付けて、再び一輪の桜花を咲かせてみました。
黒いお皿を背景にすると、花びらの紅色がさらに濃く映えるようです。
さっそく、ひとひらいただいてみました。
口に入れた瞬間、ふわりとほぐれ、滑らかにとろける、絹のような羽二重求肥が圧巻です。
これはぜひとも、お花見にひと折携えて行きたい素敵な逸品ですね。