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山づと・桜

「山づと・桜(やまづと・さくら)」薯蕷製:俵屋吉富 

断面が桜花になるようにかたどった棹状の紅羊羹を紅餡で包み、さらに薯蕷生地で巻き包み、桜花の焼印を散りばめた棹物菓子です。 

 

先日告知した「第33回 京のみやび 京都老舗の会」のために特別に創作された一品で、そごう横浜店のみの限定販売です。 

 

 

さっそく、切り分けてみました。

 

 

紅餡の中に桜花が浮かんでいますね。その両者を、ふわっふわの薯蕷生地がやさしく包み込んでいます。 

 

「山づと(山土産)」とは、万葉集や源氏物語にも使用されている古語で、”山からのみやげ”、”山で採れた産物”を意味します。 

 

桜尽くしのこのお菓子は、自然によって育まれた山桜を写しているようですね。