2018年3月7日(水)〜13日(火)の期間、そごう横浜店にて「第33回 京のみやび 京都老舗の会」が開かれています。
和菓子屋さんをはじめ、京料理屋、漬物屋、豆腐屋、佃煮屋、胡麻屋、お茶屋、酒造屋、瀬戸物屋、和服屋、和装小物屋、人形屋、扇子屋、筆屋などなどいろいろなジャンルの京都の老舗が大集結。
銘菓関係だけでも23店舗もの出店があるので、目移りしてしまい右往左往。
最終的に、とらやさんの上生菓子二品に絞り込みました。
「九重の月(ここのえのつき)」こなし製:とらや
紅色に染めたこなしで小豆つぶ餡を包み、木型で押し抜き地紙形にかたどり、黄色い満月とたなびく白い雲を配したお菓子です。
平成19年(2007)の歌会始のお題『 月 』にちなんで考案されたお菓子です。
九重とは、本来、ものがいくつも重なっている意味ですが、昔、中国の王城は門を九重につくったところから転じて、宮中の意味もあります。
「春の足音(はるのあしおと)」黄身時雨製:とらや
若草色に染めた餡を黄身餡で包み蒸し上げ、上に羊羹製の花を散らしたお菓子です。
鮮やかな黄色に、やさしい緑、そして明るい紅色という春色のとり合わせで、春の足音が今にも聞こえてきそうですね。
とらやさんの紙袋と言えば、黒地に金の「躍動する虎」が定番ですが、今回は春限定の特別カラーの袋に入れていただき大感激。
袋の内側には、さり気なく桜が!