今日も江古田の名店「さゝや」さんの味わい深い一品をお届けします。
「水仙(すいせん)」羊羹製:さゝや
白こし餡とごぼうの甘煮を包むように緑色の羊羹を流し固め、煉切製の水仙花を添えたお菓子です。
水仙を写した上生菓子は今までに65種類集めましたが、ごぼう入りは初めてです。
ごぼうを使った和菓子の代表格は「花びら餅(葩餅)」ですね。
「花びら餅(はなびらもち)」:田園調布あけぼの
こちらの花びら餅は、立派なごぼうが贅沢に2本も入っていて、存在感がありますよね。
鶴屋吉信さんは、上生菓子の中に、ごぼうをさりげなくとり入れ、 いろいろなものに見立てています。
団扇の柄に見立てたもの
「夏床几(なつしょうぎ)」外郎製:鶴屋吉信
ほおずきのヘタに見立てたもの
「ほおずき」外郎製:鶴屋吉信
節分の赤鬼の角に見立てたもの
「追儺(ついな)」きんとん製:鶴屋吉信
ごぼうならではの歯ごたえのある繊維質な食感が、甘い和菓子に心地よいアクセントを加えてくれますね。