「勧進帳(かんじんちょう)」煉切製:榮太樓總本鋪
白紙の勧進帳を読み上げる弁慶を表現したお菓子です。
白と黒に染め分けた煉切で小豆こし餡を包み、黒羊羹と黄羊羹で弁慶の衣裳を描き、雪平を平らに伸ばし勧進帳に見立てています。
このお菓子の特徴は、弁慶の衣装をリアルに写している点ですね。
こちらが実際の衣装です。
(出典:http://www.kabuki-bito.jp/special/lixil/34/no2.html)
黒地に金色の梵字が描かれた水衣を、黒の羊羹生地に金箔を散らして表現しています。
白い球状の総(梵天)が付いた袈裟(鈴懸)は、黄色い短冊状の羊羹に白い煉切の珠を付けてリアルに表現しています。