「希水(きすい)」オオバコ粉製:和久傳
大量の笹の葉とりんごを一緒に圧搾し、抽出した貴重なエキスを、オオバコの粉で練り合わせ、笹の葉で包み冷やし固めたお菓子です。
オオバコ(大葉子)とは、日本全土に分布する雑草で、この種皮を粉末にしたものは、お腹の中で数十倍に膨らむ性質を持った食物繊維で、しかもカロリーはほとんどゼロに近いことから、ダイエット目的でよく使用される素材です。
この粉を使ってパンを作ったり、ジュースに混ぜてとろみを出したりして摂取すると、とても高い満腹感が得られ、空腹を感じにくいという、痩せたい人にとってありがたい食品なのです。
その食感は、寒天よりやわらかく、わらび餅より歯切れがよく、ゼリーより弾力があり、葛餅に一番近い感じでしょうか。
目に涼やかで、さわやかな笹の香りと、りんごのナチュラルな甘さ、オオバコの独特の食感が楽しめ、さらにダイエット効果まであるという、まさに理想的な和菓子ですね。
和久傳(わくでん)さんは、京都市北区紫野に本店を構える料亭です。
オオバコ