「八声饅(やこえまん)」黄身餡製:とらや
黄身餡を使用して、鶏(にわとり)の卵をイメージしたお菓子です。白餡入り。初出年は、大正9年(1920年)です。
鶏は明け方に八度(やたび)鳴く事から、「八声の鳥(やごえのとり)」とも呼ばれています。
また、鶏は闇の終わりと太陽の到来を招く鳥として、古くから神聖視されていました。
上質の黄身の味が凝縮した、コクのある上品な甘さにすっかり魅了されてしまいました。
その姿もとても美しく、神々しい黄金色の夜明けの空を想わせる色合いに見とれてしまいます。