「福良雀(ふくらすずめ)」煉切製:福島家
橙色に染めた煉切で小豆こし餡を包みまるめ、福良雀の文様を敷き詰めた意匠の木型で押し抜いたお菓子です。
「福良雀」とは、「膨らとした雀」という意味で、冬の寒さに羽を膨らまして寒さを遮断している雀の様子を図案化したものです。
丸くて愛らしい形ですが、これに「福良」という縁起の良い文字をあて、開運の縁起を担いだものです。
俳句の世界では「ふくら雀」「冬雀」「寒雀」などと呼ばれ、いずれも、晩冬の季語になっています。
福良雀文(ふくらすずめもん)
(出典:『優美和がたり』 http://ameblo.jp/yubiwagatari/)