朝晩の冷え込みが厳しさを増してくるころ、咲き始めるのがつわぶきです。
海岸地帯に自生しますが、日陰でもよく育ち、冬でも緑の葉っぱが枯れずに茂っているので、古くから観賞用として、あるいは庭園の下草として、よく植えられていますね。
今日は、そんなつわぶきを写した美しいお菓子をお届けします。
「つわぶき」煉切製:いづみや
淡い黄色と白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、手技で花びらを刻み、緑色の煉切製の葉を添えたお菓子です。
何より目を引くのが、生気あふれる花びらですね。
いづみやさんの三代目が考案したオリジナルの技法「針切り」というテクニックを使って一枚ずつ丁寧に切り出されたものです。
可愛らしく添えられたミニサイズの葉っぱも魅力的です。
この青々とした葉は一年中楽しめますが、何といっても花の咲く初冬の姿が最も美しいですね。