「なると」薯蕷製:梅乃餅
赤紫色に染めた薯蕷生地で芋餡を包み、さつま芋の形に整え、所々焼き目をつけ、鳴門金時の焼きいもを写したお菓子です。
思わず笑いを誘う愛嬌のあるお菓子ですね。
甘さを抑えて煉りあげた芋餡のホクホクとした味わいと、ほのかに香る肉桂粉の風味がよく合っています。
焼芋、石焼芋、壺焼芋、焼芋屋などはいずれも、俳句の世界では冬の季語になっています。
屋台の焼きいも屋さんの「いーしやぁーきいも〜、おいも〜」といった独特の節回しや、「ポー」「ピヨーーーー」と聞こえる笛の音なども寒い季節の風物詩ですね。