今日は、2012年創業の川崎市の和菓子店「花ごろも」さんのクリスマス上生菓子を紹介します。
ここのオーナー職人さんは、全国和菓子協会の認定する、第1回目の優秀和菓子職に選ばれています。
優秀和菓子職というのは、全国和菓子協会が平成19年にスタートさせた認定制度で、これに認定されると「誰もが認める優れた和菓子職人であり、創作的な手づくり和菓子ができる技術がある」というお墨付きをもらえることになります。
平成25年の段階で、認定されているのは全国でまだ104人だけで、合格率は15%という難関のようですね。
では、早速クリスマス上生三趣をお楽しみください。
「ノエル」煉切製:花ごろも
ノエル(Noel)はフランス語でクリスマスを意味します。薪の形をしたクリスマスケーキ「ブッシュ・ド・ノエル(Buche de Noel)」の和菓子版ですね。
渦巻き状の年輪やヒイラギの実と葉っぱがなんとも可愛らしい。中は小豆こし餡です。
「サンタさん」煉切製:花ごろも
揺りかごに乗せられた赤ちゃんのようにもみえるかわいいサンタさん。真っ白いそぼろのひげがファーの付け襟のようにも見えます。中は小豆こし餡。
「トナカイくん」煉切製:花ごろも
真っ赤なお鼻のトナカイくん。角がなかったら、クマさんやブタくんにも見えてしまうちょっとメタボ気味のトナカイくんです。こちらも中は小豆こし餡。
花ごろもさんは、定期的に子供のための和菓子教室を開いているだけあって、その意匠の可愛らしさ、親しみやすさでは定評があります。