「雪の朝(ゆきのあさ)」煉切製:秋色庵大坂家
真っ白な煉切で小豆こし餡を包み、雪輪文様をかたどった木型で押し抜き、紅梅の蕾を添えたお菓子です。
雪輪文様は雪の結晶の輪郭を曲線でつなぎ、文様化したものです。
雪輪文様(出典:http://www.sophia-co.co.jp/blog/4371/)
豊かな雪解け水は、野山の草木をはぐくみ、田畑を潤し、豊作をもたらしてくれます。そんな雪を写した文様は吉祥文様として昔から親しまれてきました。
立春も過ぎ、暦の上ではもう春ですが、寒さはまだもう少し続きそうですね。明日は関東地方でも雪の予報が出ています。
梅の便りもちらほら聞かれはじめましたが、まだ雪の中で開花の時期を決めあぐねている蕾が目に浮かんでくる逸品です。