「雪うさぎ（ゆきうさぎ）」薯蕷製：いいだばし萬年堂
真っ白な薯蕷生地で小豆こし餡を包み丸め、うさぎの輪郭をつけ蒸し上げます。さらに、耳に見立てた南天の葉っぱを二枚添え、赤い目を描き、雪うさぎを写したお菓子です。
雪うさぎは、白い雪を固めて作った半球形の胴体に、南天や笹、椿などの常緑樹の葉を二枚付けて耳に見立て、南天の赤い実を二つ付けて目にしたうさぎの像です。さらに、松の葉を髭として付ける場合もあるようですね。
雪だるまとともに子供のころの郷愁を誘う風物詩です。
桜餅、柏餅、椿餅、ちまきなど、和菓子に天然の葉っぱが使われることがよくありますが、自然のものが加わるだけで、お菓子に生命が宿るような気がします。
