「柚子(ゆず)」煉切製:松むら
黄色く染めた煉切で小豆こし餡を包みまるめ、先の細い棒で押して、細かいくぼみをたくさんつけ、柚子の皮に似せています。さらに、緑色に染めた羊羹の型抜きで葉を、お茶の葉で茎を表しています。
柚子といえば、二十四節気の一つにもなっている冬至に欠かせないものです。
冬至には栄養価の高いかぼちゃを食べ、柚子湯に入り体を温め、本格化する冬を前に無病息災を願います。
あと、「冬至の七草」をご存知でしょうか?
かぼちゃ(なんきん)、にんじん、れんこん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)。
これらの「ん」が2つつく食べ物を冬至七草といい、食べると運がつく、風邪をひかない、出世すると言われています。