「紅葉狩り(もみじがり)」求肥製:大倉山青柳
白と黄色にぼかし染めた求肥で白こし餡を包みまるめ、色づいた煉切製の楓の葉をのせ、木の枝に見立てた桃山製の棒状の素材を二本添えたお菓子です。
見る方向を変えると、雰囲気ががらりと変わるのが面白いですね。
「紅葉狩り」とは、美しい紅葉を鑑賞するため、紅葉の名所に出かけることです。「紅葉見(もみじみ)」「観楓(かんぷう)」とも言います。
春の花見のような華やかさはありませんが、赤や黄に彩られた山や渓谷を見ていると、しみじみと秋を惜しむ気持ちがつのってきますね。
今年は行ければ箱根に紅葉狩りに行きたいと思っています。みなさんもいろいろな場所で紅葉を楽しまれると思いますが、なかなか出かけられない方も、このようなお菓子でプチ紅葉狩りを味わえるのも和菓子のいいところですよね。