日本には、カエデ属の植物が20種以上あり、それぞれ特徴的な葉をしています。
ミツデカエデのように3枚に分かれるものから、コハウチワカエデのように11枚にも割れるものなどもあります。
代表的なイロハモミジは5〜9枚に分かれますが、葉っぱの数を、「イ・ロ・ハ・ニ・ホ・ヘ・ト〜」と数えたことからこの名前が付きました。一般的には5、7、9枚と、奇数が多いようですが、偶数のものもあります。
葉縁がギザギザしていて紛らわしいものもありますが、簡単に数える方法は、葉脈の筋の本数と葉の枚数が一致するので、葉脈の数を数えるとわかりやすいですね。
今まで食べてきたカエデの上生菓子を葉っぱの数の順に並べてみました。
<3枚>
「紅葉(もみじ)」煉切製:梅園
<4枚>
「紅葉(もみじ)」煉切製:とよだや
<5枚>
「もみじ」煉切製:新若松
<6枚>
なし
<7枚>
「紅葉(もみじ)」煉切製:庵月
「楓もみじ(かえでもみじ)」煉切製:末広庵
<8枚以上>
今のところなし
一番最後の末広庵さんのは、葉脈の数が8本あったので、葉の数も8枚かと思いましたが、よくみると、6時の位置にあたる部分は葉ではなく柄と解釈して、7枚の分類に入れました。
いろいろな着眼点で比較してみると、新発見があって楽しいですね。