さつまいもが美味しい季節になりましたね。
焼き芋はもちろんのこと、天ぷら、スイートポテト、大学いもなど、いろいろな調理法が楽しめて、ホクホクと甘くておいしいさつまいもですが、そんな旬の素材を使ったお菓子を紹介します。
「焼き芋羊羹（やきいもようかん）」羊羹製：大倉山青柳
さつまいもの高級ブランドである鳴門金時の中でも最上級と言われる「里むすめ」を100%使用した贅沢な逸品です。
さつまいもを蒸してミンチ状にし、砂糖に水飴、隠し味の塩を混ぜて枠に詰めて固めます。さらに、表面に焼き色をつけて焼き芋感覚に仕上げた季節限定のお菓子です。
「里むすめ」という品種は、ミネラル分が豊富で風味がとてもよく、繊維質が少ないので滑らかな舌触りが特徴です。まさに、上品な和菓子にするにはうってつけの材料ですね。
さつまいも本来の風味を生かした素朴な味わいの中にも、しっとりとした上質な食感が際立っています。
このお菓子のポイントは、仕上げに、こんがり焼いて焼き目をつけている点ですね。
さつまいものデンプンは加熱することでさらに甘味が引き出されるので、焼くことにより甘さが増し、さらに香ばしさも加味されるわけです。
断面は美しい黄金色で、しっとりふんわりの生地がほろほろと舌の上でとろけます。 かむほどにじんわりと増してくる、柔らかな自然の甘みに、思わず顔がほころんでしまいます。
豊かな季節の恵みに感謝しながら美味しくいただきました。
里むすめ
（出典：http://item.rakuten.co.jp/tatukiti/c/0000000105/）