「芋ようかん(いもようかん)」羊羹製:甘楽
さつまいもを蒸してミンチ状にし、砂糖と隠し味の塩を混ぜて練り、枠に詰めて固めたお菓子です。
古都の石畳の上に、はらりと散ったような楓葉が粋ですね。
芋は、ほくほく系のさつまいもとして人気の「紅あずま」が使われています。
繊維質が少なく、一般的なさつまいもの約二倍もの糖度があるので、まさにお菓子にするにはうってつけの素材ですね。
きめ細やかなビロードのような断面の風合いと、美しい黄金色は特質ものです。
さつまいも本来の風味を生かした素朴な味わいの中にも、しっとりとした上質な食感が際立っています。
かむほどにじんわりと増してくる、柔らかな自然の甘みには、思わず顔がほころんでしまいますね。
店名は、”甘く楽しい”と書き、「甘楽(かんら)」と読みます。
甘いもので皆様を楽しく幸せにしたいという思いが込められた名前だそうです。