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ころ柿(もみぢ)

「ころ柿(ころがき)」求肥製:もみぢ 

求肥で餡を包み、うっすらと落雁(らくがん)の粉をまぶし、粉をふいた干柿を写した菓子。へたは、枯れ色に染めた煉切製で黒文字で留めています。

 

ころ柿(枯露柿)とは、干し柿のこと。 

 

名前の由来は、まんべんなく柿が日に当たるようにころころと転がせた事からこの名が付いたといわれています。

 

糖分が表面に浮き出して結晶化し、白く粉をふいたようになります。

 

干し柿の中には、「ころ柿」と呼んでいるところと、「あんぽ柿」と呼んでいるところがあります。 

 

一般的には、白い粉が生じた干し柿を「ころ柿」、白い粉を生じさせずに少し柔らかく干したものを「あんぽ柿」と呼び分けているようですね。

 

「もみぢ」製のこのお菓子、色彩に乏しく見た目は地味ですが、枯れた味わいがあって私は気に入っています。