「織部饅頭(おりべまんじゅう)」薯蕷製:秋色庵大坂家
大坂家さんといえば、織部饅頭といわれるほど、有名な逸品。当店十七代が考案した織部饅頭の元祖的存在です。
大和芋の生地に織部焼の釉薬(うわぐすり)の垂れる様を独自の方法であらわしたもの。通常、この深緑色の部分は、饅頭を蒸し上げた後に、筆で色付けすることが多いですが、大坂家さんのものは、ぼかしの技法を使って、白い生地に緑の生地を加えて表現する点がオリジナルとなっています。
「しくっ」と音立てて割れる皮は大坂家の薯蕷饅頭の特徴で、中は自家製のこし餡です。