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「金木犀(きんもくせい)」きんとん製:村上
緑色に染めたそぼろを餡のまわりに植え付け、煉切製の枝をのせ、橙色に染めたそぼろの花を添えて金木犀を写しています。
細かく散らした黄色いみじん粉は、あたりに漂う濃厚な香りを表現しているようです。
木犀は、その香りで秋の深まりを告げてくれる花です。甘い香りを漂わせる小さい花の群れは、緑の葉に見事に映えますね。
樹皮の模様が動物のサイ(犀)の皮に似ていることからこの名前が付きました。
花の色によって、名が付けられていて、橙色の花を「金木犀」、白色の花を「銀木犀」といいます。
秋の晴れた日に、道を歩いていると、どこからともなく木犀 の甘い香りが漂ってきて、思わずその場所を突き止めてみたくなることがあります。
雨が降ると、あっという間に散ってしまうので、開花時期は短いですが、とても存在感のある花ですね。
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