「柿の葉もち(かきのはもち)」:大倉山青柳
橙色に染めた富山県産新米餅米で干し柿餡を包み、柿の葉で巻いたお菓子です。柿の葉は初夏に採った葉を塩漬けにしたものです。
葉を開く時のワクワク感がいいですね。柿の葉は渋柿の方が香りがよいとされ、また殺菌効果もあり、包むことにより保存にも適しています。
上にちょこんとのった緑色の羊羹は、よく見ると柿のヘタを表しているようですね。ずいぶん細長い柿です。
いよいよ断面です。柿餡の素朴な風味がここち良く、懐かしい味わいのお菓子です。
何といっても、さわやかな香りのする自然のラッピングがとても洒落ていていいですね。
このように、柿の葉をはじめ、桜葉や柏葉、椿葉、楓、笹の葉、青竹など、季節感あふれる自然の素材と食品をうまく組み合わせるのも日本独特の食文化ですね。
初夏の頃の柿の葉