「かち栗(かちぐり)」煉切製:一炉庵
栗餡に刻み栗を混ぜ込み、木型で栗の形に抜いて、焼き目をつけたお菓子です。
しっとりときめ細やかな舌触りとともに、やわらかな栗の甘みが口いっぱいに広がります。この何とも言えない栗の自然な香りと味の余韻に誘われて、もう一個、もう一個と、気付いたら4個連続で食べていました。
「かちぐり(搗栗、勝栗))」は日本の伝統的な保存食で、広辞苑によると、「栗の実を殻のまま干して、臼で搗(か)ち(注:搗ち=搗(つ)くの古語)、殻と渋皮とを取り除いたもの。搗ちが勝に通じることから出陣や勝利の祝い、正月の祝儀などに用いた。」とあります。
そのネーミングから「合格祈願」を込めて受験生の息抜きのおやつとしてもピッタリではないでしょうか。
かち栗 (出典:http://usaginohatago.blog112.fc2.com/blog-entry-1093.html)