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ほうせん花(立田野)

「ほうせん花(ほうせんか)」煉切製:立田野 

求肥を芯にして丸めた小豆こし餡をピンク色に染めた煉切で包み、手技で鳳仙花(ほうせんか)の花をかたどり、黄色いそぼろのしべと緑の煉切の葉を添えたお菓子です。 

 

 

鳳仙花は鳳凰が羽ばたく姿と仙人に由来した中国名に由来するそうです。

 

晩夏から初秋にかけて、紅、ピンク、紫、白などの花を咲かせます。

 

女性が紅色の花の汁で爪を染めたことから、「妻紅(つまくれない)」「爪紅(つめべに)」といった別名もあります。

 

鳳仙花といえば、私が通った小学校の校庭の花壇にたくさん咲いていたのを思い出します。熟した実がわずかな刺激で弾け、種が飛び散るのがおもしろくて、みんなでよく触って遊んだものです。 

 

鳳仙花を写した上生菓子は今回が初めての出会いになりますね。