「夏の空(なつのそら)」きんとん製:とらや
御膳餡のそぼろにサイコロ状の琥珀糖を散らしたお菓子です。中に小さな水羊羹が入っているのがサプライズですね。
暑さもおさまった夜、振り仰ぐ空に、夏の星座がきらめくさまを思わせます。初出年は昭和60年(1985)です。
清少納言は『枕草子』の中で「夏は夜」と、その趣を讃えています。
夏は昼間が暑いだけに涼みがてら、夜になって出歩く人も多いですね。それに夜祭や夜店、花火などの夜の楽しい行事も目白押しなので、ついつい夜更かしをしてしまうのもこの季節です。
そんな中で、野外に出て星を眺めるというのも、暑い夏の一日を締めくくる、とっておきの愉しみではないでしょうか!
星の輝きの印象と夜風の涼しさとが相まって、暑さに疲れた身体をやさしく癒してくれそうです。
夏の星座