「河骨(こうほね)」錦玉製:両口屋是清
錦玉羹と道明寺羹で河骨の咲く涼しげな川面の姿を写しています。
河骨とは、水のきれいな池や沼、川の浅瀬に自生するスイレン科の植物です。
水中にある根茎が白くゴツゴツして骨のように見えるので河骨と書かれるようになり、読み方は最初「かわほね」と呼ばれていましたが、「こうほね」に変化したそうです。
花期は6月から9月ごろで、長い花茎の先端にひとつだけ黄色い鈴のような花を咲かせます。葉はさといもの葉に似ています。
“河骨の金鈴ふるふ流れかな” (川端茅舎)
河骨の花