「糸巻(いとまき)」煉切製:梅花亭
黄色の煉切で小豆こし餡を包み、糸巻の形に整え、へらで縦巻きの糸を表現します。さらに、白とピンク色の煉切を糸状にして横に巻きつけ、金箔を散らしたお菓子です。
七夕にちなんだ上生菓子の意匠で一番多いのは、天の川や星を描いたものです。そのほかに、短冊や笹の葉を主題にしたものなどもありますね。
また、毎日、機(はた)を織っていた織姫にちなみ、糸巻がモチーフにされることがあります。
そんな糸巻を主題にしたお菓子を集めてみました。
「織姫(おりひめ)」煉切製:塩瀬総本家
「織姫(おりひめ)」煉切製:長嶋屋
「織姫(おりひめ)」煉切製:三鈴
「願の糸(ねがいのいと)」煉切製:菊家
「願の糸(ねがいのいと)」月餅製:鶴屋八幡
機織(はたおり)に長けた織女(しょくじょ)にあやかり、手芸や工芸など諸芸の上達を願って食べたいお菓子ですね。