「天の川(あまのがわ)」羊羹製:森八
羊羹と寒天を半分ずつ合わせ、薄くシート状に延ばし、着物の袖のように粒餡を巻き包み、表面に金箔を添えて、天の川を写しています。
七夕は、この日の夜に、天の川に隔てられた彦星と織姫が、年に一度だけ会うという伝説にちなんだ人気の年中行事です。
七夕にちなんだ和菓子も続々と登場しています。
意匠としては、ロマンチックに天の川や星を写したもの、人形風に彦星と織姫をかたどったもの、織姫の糸巻にちなんだもの、願いごとを書いた色とりどりの短冊を表現したもの、笹の葉をモチーフにしたものなど、様々なお菓子があります。
今日のお菓子は、漆黒の夜空にベールのカーテンを引いたような天の川を、寒天を効果的に使って表現しています。
金箔は、無事に逢うことができ、ひとつになれた彦星と織姫を表しているように見えます。