「織姫・彦星(おりひめ・ひこぼし)」求肥・羊羹製:大倉山青柳
小豆こし餡入りの求肥餅を羊羹製の衣で巻き、織姫と彦星を写したお菓子です。
織姫の衣は、衿(えり)の部分は透明で、ピンクの霞がたなびくような柄になっています。
彦星の衣は、衿は小豆色、ブルーの水面がゆらめくような柄になっています。
織姫が織った布は、色も柄も美しく、丈夫で着心地も軽い、素晴らしい逸品で、特別に「雲錦」と呼ばれていたそうですが、二人の着ている素敵な衣もきっとこの雲錦で作られているのでしょう。
どちらも胸元に星を携えていますが、織姫星はこと座のベガ、彦星はわし座のアルタイルですね。
美しい天の川を渡り、年に一度だけのふたりの逢瀬が叶うというロマンチックなイメージを膨らませながら、美味しくいただきました。