西武百貨店池袋本店が今年の3月で77周年を迎えることになり、それを記念して7月7日から「レインボースイーツフェア」が開催されました。
百貨店内に店舗を構える代表的な洋菓子店や和菓子店が「レインボー」にちなんだオリジナル菓子を創作するという素敵な企画です。
その中から、今日はこの一品をご紹介します。
「虹の橋」麩焼製:鶴屋八幡
4色に染め分けた麩焼き生地の間に3色の餡を重ね、七色の虹を表現したお菓子です。
鶴屋八幡さんは全国の百貨店にたくさん出店していますが、このお菓子は西武百貨店池袋本店のみでの限定販売です。
麩焼き皮は、小麦粉、卵、糖蜜をとろりと流れるくらいのやわらかさにこねつけ、一文字鍋で焼き色がつかないように焼いたものです。
しっとりとなめらかなやわ肌のような麩焼生地には、きめ細やかでなめらかなこし餡がよく合いますね。
虹の七色は、外側から赤、橙、黄、緑、青、藍、紫の順に並びます。
このお菓子のカラーの配列も、ほぼ忠実に並んでいます。
上から順にピンク(赤)、橙、黄、緑、青、小豆色(藍)、紫の順に並んでいて、麩焼き生地と色付き餡が交互に配置されています。
虹はさまざまな色を含むことから、「多様性」の象徴ともなっていて、上生菓子の多彩な意匠とも通じるものがありますね。
虹はまた、希望・夢・平和の象徴であり、また、幸せや幸運を運んできてくれるラッキーアイテムでもあります。
虹色のお菓子に夢や幸運を託し、美味しくいただきました。