「照る坊主(てるぼうず)」煉切製:一炉庵
白い煉切で小豆こし餡を包み、てるてる坊主をかたどったお菓子です。透き通った水色の襟巻きがよく似合っています。
小さい頃、絶対晴れて欲しい!って日の前日によく作った、てるてる坊主を写した楽しいお菓子ですね。
この人形は中国から伝来したもので、ほうきで雨雲を掃き取り、晴れの気を呼び寄せてくれるという伝説上の人物「掃晴娘(サオチンニャン)」に由来するそうです。
平安時代には既に日本に伝わっていたようで、当初は女の子の人形でしたが、日本で晴れ乞いをするのが修験者や僧侶たちであった事から男の子の姿に変化したと言われています。
紫陽花(あじさい)や虹とともに、梅雨時期の憂鬱な気分を癒してくれる重要なアイテムの一つですね!