「青梅(あおうめ)」求肥製:銀座あけぼの
梅雨の季節は青梅の季節でもありますが、7月も中旬になると、青梅の出荷もそろそろ終わりです。
上生菓子の青梅は5月中ごろから6月中ごろまでがシーズンなので、少々季節外れになりますが、今年最後の青梅のお菓子を紹介します。
この青梅は中に奈良・徳島県産の「鶯宿梅(おうしゅくばい)」の甘露煮が入っているのが特徴です。
求肥生地に梅の甘露煮のシロップと色素をまぜ、色と香りをつけます。梅を白いんげん豆の白餡で包み丸め、さらに求肥生地でそのまわりを包み、三角べらを使って梅の筋をつけます。最後に、全体に片栗粉をはたき、梅の表面のけば立った感じをだしています。
かすかに酸味の残った蜜煮の梅が、白餡と求肥の甘味にシャープなアクセントを添えています。
鶯宿梅
(楽天市場 よりお借りしました)