「岩つばめ(いわつばめ)」黄味村雨製:文銭堂本舗
黄味村雨(きみむらさめ)でつぶし餡を包み、木型で丸みを帯びた三角柱の形に成型し、つばめに見立てた黒胡麻を三粒添えています。
菓銘の「岩つばめ」は、夏鳥として、北海道から九州にかけてやって来るツバメの仲間のことです。
本来は岩場に巣を作るためにこの名前があります。腰が白く、普通のツバメよりも一回り体が小さくて尾も短いのが特徴です。
平地から山地にまで見られ、海岸や山地の岩場、町の中の建造物などに巣を作ります。巣は、深いどんぶり型をしているのが特徴です。
このお菓子の特徴的な形は、岩つばめが好む、切り立った断崖を表しているのでしょうか。黒胡麻で表現したつばめも秀逸ですね。
華厳の滝と岩つばめ