「四つ葉のクローバー(よつばのくろーばー)」煉切製:いづみや
緑と白にぼかし染めた煉切で抹茶餡を包みまるめ、手技にて四つ葉のクローバーをかたどり、細長く切った羊羹を添え、茎を描いたお菓子です。
クローバーは別名、シロツメクサ(白詰草)ともいい、俳句の世界では晩春の季語になっています。
江戸時代に、オランダからガラス器を船で日本に運ぶときに、割れないように緩衝材として間につめられていたのが、この草だったことから、「詰め草」と呼ばれるようになったとされています。
3枚の葉っぱを付けるのが普通ですが、4枚以上の葉をつけることもあり、特に4枚のものは「幸せを呼ぶ四つ葉のクローバー」として親しまれています。
自然界で四つ葉のクローバーが生まれる確率は10万分の1といわれていますが、この確率はお年玉付き年がはがきの1等が当たる確率と同じだそうです。
ちなみに宝くじの1等が当たる確率が1000万分の1です。
四葉のクローバーが幸せのシンボルになったのは、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックに由来します。
彼がクローバーの3枚の葉を「愛・希望・信仰」の三位一体にたとえ、4枚目を幸福と説いたといわれています。
おいしい四つ葉のクローバーのお菓子を食べれば、さらにご利益アップまちがいなしですね(^^♪